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再建築不可
事務所のある神楽坂は路地が多く残る風情のある町です。先日の地震で周囲の家も瓦が落ちるなど多少の被害があり、周辺の方々からも建替えができないものかと話になり役所にいってきました。ちょっと法律的なお話ですが・・・建物を新築する際には道路に接する事が義務付けられています。しかし神楽坂のような古くからある町では法律上の道路(生活として利用して道路とはまた別の法律として認めてる道路です)に接する事ができていない建物が多く、このような敷地は新築をしようとすると道路に接していないため、再建築不可となる場所が多々あります。先日の地震でかなり家に損傷を負ってしまい、住む事ができなくなってしまったお年寄りが役所に「なんとか新築できないか?」と相談に行ったそうなのですが、法律上は難しいから新築はできないので更地にして他に引っ越してくださいと言われたそうです。新宿区としては古い町並みが残っている神楽坂は遠方からも人々を集客する魅力ある場所となっており、その活用を進めるべき場所ではあるのに・・・一方では法律で認めている道路に接していない敷地を選んで家を建てたのは自己責任でしょという対応。魅力ある場所をうまく残しながら地域の新陳代謝をすることはできないのでしょうか?古くからお住まいの方にお話を伺うと「終戦直後はバラックが広がる場所だったから、戦後復興の流れでそのように建った家も多いのよ」と言っていました。建築基準法第1条の目的に「国民の生命、健康、財産の保護をはかり、もって公共の福祉を増進に資する」と書いてあるように、法律や行政はこのような時こそ柔軟な対応を図れないものかと考えさせられます。
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